【買いました】宇宙兄弟31巻の感想 「諦めと決意の先にあるもの」と「勇気」を描いた作品
遅れましたが宇宙兄弟31巻を買いました。
読んでいくとわかりますが、表紙の絵になっている
・日々人の表情
・青い宇宙服
・青いネックレス
には、すべて意味があるんですよね。
帯にかかれている日々人の言葉。
「もう一度・・・・宇宙へ行きたい--ずっと思ってます」
とてもシンプルで短い言葉ですが、それだけ強い思いが詰まっているんですよね。
日々人がなれないロシアの生活に少しずつ馴染んでいくのがわかります。
新天地に移ったときは、その国や土地、地元の人との交流が必要になります。
人の悩み事というのは、
お金、健康、将来、
そして人とのコミニュケーションに収束すると言われています。
宇宙兄弟では将来(夢)とコミュニケーションを題材にしているのがわかります。
こんなにも惹かれる言葉がのっているのは、
誰もが遭遇する人の悩みと向き合った作品だからです。
一生懸命だからこそ悩むし壁にぶち当たる
一所懸命であればあるほど、自分の夢に向かって進めば進むほど
壁にぶち当たるものです。それをぶち壊すか、横に避けて通るか、越えていくかはその人次第です。
ただ、宇宙兄弟は壁が高くても、先に進むことを諦める人は出てきません。
これがね、これが「勇気」を与えてくれるんですよ。
マンガだからと言ってバカにしちゃダメです。
マンガだからこそ熱いドラマを描くことができるんですよ。
もうダメかもしれない・・・と思う気持ちを奮い立たせてくれるわけです。
キャラクターが発する言葉がとにかくイイ!熱い!
おバカなキャラクターが、時にマジメにグッとくる言葉を発っしてくれます。
六太の直属の上司であるビンスさんはこう言います。
「宇宙には、まだ人が少なすぎます」
これは紛れもない事実で、人は人と交流しなければ生きていくことができない存在だ。
それがわかっているからこそ、気を使ったミッション内容が伝えられていきます。
冷静でありながら、温かいビンスらしい言葉です。
そしてイヴァンの発言した言葉も熱いです。
「行動なき自問自答は不毛だぞ。答えは常に”踏み出した先”だ」
勇気とは何かを教えてくれる
そして「勇気とは何か?」を教えてくれるのが、「宇宙兄弟」なんですよ。
日々人はイヴァン家と会わないことを条件として出されています。
だからオリガとは会えていないんですね。
そのオリガから「勇気」の証をもらいます。
これがじわっとしていてイイんですよ。
宇宙服を着るのが怖くなっていた日々人にとって、
人生を生きることに不安を持つ全ての人にとって、
「勇気」を持って生きることが大切なんだよと気づかせてくれます。
31巻、面白いです。31巻と言うか全巻買って読んでみてください。
心が負けそうなときに読むと自分の勇気が湧き出てくるのがわかりますよ!!