ヒマな時に全巻読みたいと思うマンガ特集38【夏休み・お盆・冬休み・年末年始に読めば最高の気分になります!】
8/21更新
急に空いた時間ってありますよね。何にも予定がなくて予定を立てることもできない時が。
そんな時に読みたいマンガを集めてみました。
僕はマンガと映画が大好きなんですよ。
なので、前から書いてみたいと思っていた好きなマンガを独断で選んでいきたいと思います。
ずっと前に終わってしまったマンガはもちろん、今も連載中のマンガも紹介していきますので、気になったマンガがあれば読んでみてください。
ランキング形式ではありません。一気に書けないので、徐々に追加しますね。今回は38まで。
1 宇宙兄弟
宇宙兄弟ですよ。
小山宙哉先生の作品です。
これは外せないです。
出来る弟と、ふがいない兄。
お互い宇宙飛行士になる夢を追いながら、現状の差に愕然とする。
なのに、ここから兄六太(ムッタ)の物語が紡がれていくんですよ。
この構図を見るだけでワクワクしてくるものがあります。
2 青の祓魔師
僕は青の祓魔師が超好きなんですが、佐藤和恵先生に弟子入りしたいくらいです。
そのくらい絵が好きなんですね。
人間VS悪魔という構図がありながら、主人公が悪魔と人間の落胤であったり、悪魔と対峙する組織である正十字騎士團の日本支部長がメフィストフェレスという悪魔だったりと、一筋縄ではいかないストーリーとなっています。
キャラクターではダントツで藤本獅郎が好きですね~。
そうそう、藤本獅郎のVC(ボイスキャラクター)をしている藤原啓治さんが病気で療養しますね。
早く良くなることを願っています!
3 孤独のグルメ
夜食テロとして、あまりにも有名なドラマ「孤独のグルメ」
このドラマの原作となったマンガがこの「孤独のグルメ」です。
僕が最初に知ったのはドラマが先立ったのかもしれません。ドラマはマンガを読むまで見ないと頑なに決めていて読んでからドラマを全部見ました(笑)
淡々としていて敵も攻略すべきものも出てこないマンガですけど、食レポに通じる最高のマンガです。
日本人ってこういうマンガとかドラマが大好きだと思います。
4 リアル
天才 井上雄彦先生が描く、車いすバスケマンガです。
最初の数巻は、どんな物語になるのかわかりませんでした。人生の暗い部分が何度も起きて、どうなっていくのか予想がつかなかったんですね。
もちろん今も予想なんてつかないのですけど、これほどリアル感を感じさせてくれるマンガはなかったかもしれません。確かにリアル。
井上雄彦先生に脱帽です。
5 神の雫
亜樹直作、オキモトシュウ画が送るワイン漫画の筆頭、「神の雫」です。
最近は続編の「マリアージュ」が出ましたね。
ここまでワイン人口を増やしたマンガは無いはずです。海外でもワインブームを巻き起こしたほど、人気があって読むと大人のマンガとしてじっくり読めるんですよね。
ワインを中心のマンガと亜樹直さんはおっしゃっているようですけど、いえいえ中心はやはり人です。
人がいなくてはワインはできませんし、味わいうこともできない。
人が紡ぐ人生模様がこれでもかと描かれています。
20代よりも30代、30代よりも40代と年齢を重ねるほど、その重さを実感出来るマンガです。
6 パーマン
いきなりパーマンかよっ!
そう思った人もいるかもしれませんね(笑)
でも本気でパーマンは面白いです。
藤子不二雄Aさんのマンガは根底に愛があるのですが、パーマンは愛よりも努力と勇気、常にヒロイズムを感じる作品になっています。
基本的にドラえもんやバケルくんなど、特殊能力の比重が多くなりがちですが、パーマンは、6600倍の力と空を飛べるだけ。中身は小学生なんですよね。
眠い目をこすり、自分がパーマンだと言えずに、人知れず人助けをする。
藤子・F・不二雄さんの作品の中でも、大好きな作品でした。
7 アキラ
大友克洋先生の言わずと知れた代表作、AKIRA。
映画AKIRAは、世界中のクリエイターに影響を与えた作品です。
爆発が煙ではなく、球体が広がっていく様は独創的で圧倒的なセンスの高さが実感できます。
初めて見た時は、圧倒されたのを覚えています。
緻密な画で描かれていますが、これが週間連載だったなんて信じられません。
今の漫画家はスグに休みますから、気合も体力も、レベルも違うんでしょうね。
※ブラック企業を推奨しているわけではありません(笑)
8 MASTERキートン
平賀キートン太一。この名前を聞いてゾクゾクする人は多いのではないでしょうか。
勝鹿北星作・浦沢直樹画
著作権問題で色々とありましたが、中身は、本当に面白い作品になっています。
話のほとんどで海外が舞台。毎回ひとクセも、ふたクセもある人が登場します。
勝鹿北星さんは、葛飾北斎から取ったペンネームで、マスターキートンはバスターキートンから取っています。
この勝鹿北星さん、当時のビックコミックススピリッツの特集で、イギリスがとにかく大好きで、SAS(軍)の門に毎日通って、門前払いを受けながら、終いには「面白い日本人だ」と知られるようになったエピソードが書いてありました。
今は知っている人が少ないかもしれませんね~。
こんなことをマンガ紹介に書けるのは、あえて「ひと休み」だけです(笑)
9 めぞん一刻
めぞん一刻は、高橋留美子先生が描いた、ラブコメマンガとして人気で、アニメにもなった作品です。
一から九までの漢数字がついた名前のキャラクターがいます。
ちなみに響子さんは、音無(おとなし)なので0(ゼロ)を意味しています。
高橋留美子先生らしく、ちょっとコミカルなマンガとなっていますが、心のすれ違いや、うつろい。様々な年代の心情模様が描かれているマンガです。
いつの時代も男女の恋愛事情は変わらないのですね。
10 ゴルゴ13
説明する必要のない世界有数のスナイパーであり、殺し屋でもあるゴルゴ13。
このマンガの魅力は、マスター・キートンのような世界情勢に触れることができることです。
その時々で話題になっているニュースを取り入れていて、日本のメディアでは報道されない裏側も時にマンガで知ることができます。
あまりにも出来過ぎて凄いゴルゴ13ですが、終戦後からいたことを考えるとすでに70代後半から80代になる気がしますが、きっと若返っているのでしょうね(笑)
11 スプリガン
少年サンデーで連載していたスプリガン。
このマンガが出た時は、アメリカ的なすごいマンガが出てきたな!と、震えましたね。
アーマードマッスルスーツやオリハルコン、ノアの箱舟など男心をくすぐるアイテムや、謎が散りばめられていて読むのを楽しみにしていました。朧(おぼろ)の若い時や、ジャンの若い時、ティアフラットの若い時は見ていて楽しくなってきます。
染井芳乃もお嬢様でありながら、トレジャーハンターの腕が一流というマルチぶりもスプリガンならでは。
出てくるキャラは皆超一流なんですよね。
日本人はやれるんだと勇気をもらったマンガでした。
12 拳児
本格中国拳法、武術マンガとして、他を寄せ付けない真実味のあるマンガです。
原作者の松田隆智さんは実際に台湾で中国拳法を習い、秘伝をいくつも習い受けた人です。
武田鉄矢さん主演の「刑事物語」で主人公が使う蟷螂拳を教えたのも松田さんです。
この蟷螂拳も拳児に出ていましたね。
歴史上の人物はどれも実在する人ばかりで、武術としての真髄を知ることができた貴重なマンガでした。
技では鉄山靠(てつざんこう)が何よりも好きでした。
13 喧嘩商売、喧嘩稼業
武術から格闘技つながりで、このマンガを推したいと思います。
このマンガを押しているブログってあまりないですよね。僕が探しきれていないからでしょうか?実際泥臭い裏側の状況をここまで書ききっているのは、このマンガくらいだと思うのです。
なんせ主人公がずるい。才能とか根性でのし上がるのではなく、とにかく裏工作と駆け引き。
これが一番の醍醐味だと思います。
これって、真っ正直過ぎる日本人にはちょうど良いのかもしれません。
誠実で約束を守る日本人だからこそ、世界から尊敬されることも多いですが、交渉、政治的な行動は苦手だったので、ココらへんを強くしていきたいですよね。
僕が好きなキャラクターは、やっぱり入江文学ですね。あとは田島彬。
14 ブラックジャック
無免許の医師、ブラックジャック。
どんな病気でも治してしまうその腕から、無免許でも医師を続けることができる存在として世界から必要されています。
あの手塚治虫先生が、力を入れて描いていたマンガの一つなんですよね。
井上雄彦先生も全巻読んで、研究したと言われるほどの人間ドラマがつまっています。
小さいころに読んで、知らない病気が出てきて怖くなったのを覚えています。
特に人面瘡が怖かったですね。
15 エスパー魔美
エスパー魔美も藤子・F・不二雄先生が描いた作品です。
僕はドラえもんとかのように道具で何でも解決してしまう作品よりも、自分の脳力を最大限に使って問題を解決する作品が好きなようです。
魔美も超能力が使えるとはいえ、万能ではありません。
人の心に住む闇と対峙しなくてはいけない場面がたくさん出てきます。
たとえ超能力が使えたとしても、少女には酷なことがたくさんあります。
藤子・F・不二雄先生が子供向けではない作品を考えた時に出たのが、このエスパー魔美だったそうです。
ストーリーの奥深さがよく分かります。
16 沈黙の艦隊
これは、学生時代の友人に「面白いマンガない?」と聞いて教えてくれたのがこれでした。
それまでかわぐちかいじ先生のマンガを読んでみようとは思っていなかったんですよね。
読んでみたら確かに面白い。
今でこそ潜水艦の重要性はわかりますが、当時は潜水艦のすごさなど微塵もわかっていませんでした。
水中で音を出さずに、隠密的に行動し相手と闘う。
艦長同士の知能のぶつかり合いが、読んでいてゾクゾクするマンガです。
1人の人間でありながら、自分にカリスマ性を持たせる流れも見事です。
17 風の谷のナウシカ
宮﨑駿監督の名を世に知らしめた作品がこの「風の谷のナウシカ」ですよね。
でも映画は当時当たらなかったそうです。採算が出たのは魔女の宅急便からだとか。僕的にはトトロの時点ですでに売れていたと思ったのですがわからないものですね。
このマンガは、アニメージュに連載をしていたもので、映画ナウシカをつくるために描いた原作だそうです。
映画は、このマンガの途中までしか描かれていません。
映画には続きがあるのです。
その壮大さ故に映画にすることは、不可能でしょうし多くの人は望まないでしょう。
実際にそうなったらイヤですね。
18 プラネテス
宇宙に漂うゴミ問題。このゴミを回収する仕事をしているハチマキ(星野八郎太)が主人公です。
最終的には木星に向かうのですが、その過程で繰り広げられる心情が描かれています。
僕の感覚では、長く続けるつもりだったのが、4巻でおわってしまったので途切れた感じがでてしまったマンガなのかなぁ・・・と。
個人的には人気が出たからと言ってダラダラ続けるマンガは嫌いなので、全然OKです。
マンガよりもアニメの方がわかりやすくて面白いという人も多いこのマンガ。
宇宙と地球をつなぐ人間模様も秀悦です。ぜひ読んでほしい。
19 NARUTO(ナルト)
少年漫画の王道作品を展開しているジャンプの看板マンガだったナルト。
中忍試験までが最高だったという意見もありますが、結構最後まで楽しめました。
少年漫画でありながら、いじめや、命、裏切りなど大人が読んでも背筋がピンとなるストーリーとなっています。
我愛羅がひとりぼっちだったのを知り、戦いの後で泣きながら共感するナルトを描いた岸本先生は凄いなと思ったのを覚えています。
僕は、漫画家が乗っている時のセリフや画の構図などを見ると才能ってこういうものなんだな!と震えてくることがあります。映画好きな岸本先生らしい上手さが見えるシーンがたくさんあります。
自来也が倒された後で、蘇らなかったのは岸本先生の最後の良心だったのかもしれませんね。
20 キングダム
歴史モノが苦手な僕は、最初まったく見向きもしなかったマンガです。しかも絵も好みではない。
友達に「おもしろいんだぞ」と言われ、まんが喫茶で1、2巻を読んでハマりました(笑)
いやあ、面白いですね。
原泰久先生は、井上雄彦先生の元で働いていた経験があるそうで、実力はそこで開花したのかもしれません。
資料があまり残っていない時代のことをここまで面白く描けるとは、凄いとしか言いようがありません。
人気はあるだけに、話を変に長く伸ばさずに、このクオリティを維持してほしいです。
難しいのかな~。
21 あぁっ女神様っ
最近結婚された藤島康介先生の代表作のひとつ「あぁっ女神様」
1巻の頃と最終巻では絵が全然違うのがわかります。
それくらい長く続いたマンガということなのですが、最初の方の大学生活の、のんびりした感じが何よりも好きでした。
でも神族、魔族など実際に知覚することのできない世界が描かれていて、これが読めるのはマンガだからだよなぁと嬉しくなったものでした。
魔法を使いながらも、ハイテクな言葉も散りばめられていて理系には嬉しいマンガなんですよね。
22 GUNSMITH CATS
アメリカ・シカゴを舞台にした、ガンスミス(銃工屋)でバウンティーハンターのお話です。
あまりにもテクニカルな銃撃戦がでたかとおもいきや、リアリズム溢れる解説もありで、ミリタリーマニアには、たまらない要素が盛りだくさんです。
園田健一さんは、エッチなシーンを描くのも得意なので、それも楽しみなんですよね・・・はは。
23 スラムダンク
バスケ漫画の金字塔。これは絶対に外せません。
スラムダンクの人気が出るまで、バスケは題材にしてもダメだと言われてきました。
それを塗り替えたマンガです。
しかし、いまだに語り継がれるバスケマンガですからね。
本当にすごいですよ。
さいごの山王戦の緊迫した十数秒間の戦いは、当時「ありえない」と言われていました。
でも井上先生は、高校バスケだからこそ頻繁にあると言っていました。
今はYou Tubeでそんな試合をよく見るようになりましたね。
実際に起こりえることを描いていたんですよ。すげえ!!
24 海皇紀
川原正敏先生は、修羅の門や修羅の刻シリーズで有名なマンガ家さんです。
修羅の門ってすごいんですけど、結局すごすぎて現実じゃない感じがありますよね。
「おおぉっ!」で勝てれば良いのですが、それも何かね。
修羅の門よりも修羅の刻の方が好きです。
海皇紀は主人公のファンは強いのですが、最強ではなく頭を使うところがミソですよね。
そんなファンも完璧ではない。憧れからくる嫉妬に翻弄されます。
人の心って本当に面白いです。
そんな気持ちにさせてくれるマンガです。
25 バガボンド
これも井上雄彦先生のマンガです。
今はこの宮本武蔵を描いたバガボンドの方が有名になっていますよね。
スラムダンクが終わって、BUZZER BEATERが終わってバガボンドが始まりました。
どんな宮本武蔵を描くのか。本当に武蔵を描けるのか?
興味津々でした。
そして見事なまでに描ききっていますよね。
ただ強い武蔵ではなく、迷い、苦しみ、強さを手に入れようともがく武蔵を。
個人的に好きな戦いは、下の3つ。
武蔵 対 胤舜
武蔵 対 宍戸梅軒
武蔵 対 吉岡清十郎
この戦いの後、武蔵は沢庵和尚から、こう言われます。
「武蔵、優しくなった」
「強くなっているんだな」
「強い人は、皆優しい」
震えます。
26 寄生獣
寄生獣、これも面白かったです。
人に寄生する獣のような何か。
実際に寄生されたらたまったもんじゃないですが、寄生した個体(体)を守るために、戦闘態勢に入るその様は異様そのものです。
「お前、、鉄か?」
は良いセリフでしたね~。
このマンガも長引かせることなく、だるさが出る前に終わらせた良マンガと言えます。
ただ、寄生獣が何をしたかったのか、最後まで分からずだったのは惜しい部分です。
27 神々の山嶺(いただき)
夢枕獏:原作 谷口シロー:画
前に働いていた会社で役員が辞めるときに、同僚の女性社員がこの「神々の山嶺」をプレゼントしていたんです。
その役員は、山登りをしたいと考えていたようで、それで退職のプレゼントをしたんですね。
そこで、僕自身もちょっと気になっていました。
それから随分経ってからこのマンガを買い、読んでみると骨太なマンガが展開されていました。
ネパール、カトマンズ、古いカメラ・・そして羽生丈二という男の謎。
孤独のグルメを描いた谷口さんと同じ画ですが、内容はガッツリと重厚で男のマンガとなっています。
こういうマンガもいいものです。
28 甲賀忍法帖~バジリスク
山田風太郎:原作 せがわまさき:画
バジリスクを描いているせがわまさき先生の画は、本当に個性があって独特です。
線や髪の描写が細かく、甲賀対伊賀の戦いがより緻密になっているんですよね。
画を書くという日本人の繊細さに驚きます。
背景はコンピュータで描いてる感じなので、人物描写が細かくなるのかな。
29 監獄学園
平本アキラ 作
監獄学園は、エロコメディです。エロと言っても大人になった今となっては全然エロではありません。
それでも十分に、気楽に楽しめます。
中学や高校時代に読めば、興奮すると思いますが、今はギャグ要素で笑えてしまうんですよね。
個人的にはキヨシもガクトも外見が随分変わったなと、感じています(笑)
30 特攻の拓
佐木飛朗斗:原作 所十三:画
個人的にはすごく好きなマンガなのですが、現実には会いたくないですよね。
なんと言っても怖いですから(笑)
なんと言っても天羽時貞のエピソードは衝撃でした。
ルシファーズハンマーを組み込んだSR。
くーーぞくぞくしますね。ヤマハのSRのはいい音するんですよ。
女性はまったくわからないマンガかもしれません。
31 美味しんぼ
グルメ漫画の伝説と言えば、このマンガですよね。
やはり醍醐味は、山岡士郎と栗田ゆう子が結婚するまでの流れだと思います。
あそこに行くまではとにかく、ドキドキそわそわしていました。
すれ違い、お互いが身分以上の人からの求婚、求愛を受け迷う様子が本当に楽しかったです。
海原雄山は当初、最高に嫌な性格でしたけどね(笑)
32 フットボールネーション
大武ユキ:作画
最近読んで面白かったのが、これですね~。
17歳のジョーカーこと「沖千尋」凄いセンスを発している主人公で読んでいてものすごく楽しいのですが、主人公のスキルが高いとこれからもっとすごい敵(国)に当たった時にどう対処するかでマンガの面白さが変わってくると思うんですよ。
さてさてどうなるか。この監修で高岡英夫氏が絡んでいるのを見て、なるほど!と思いました。武術雑誌にも出ている体の使い方を色々と伝える方です。
根性とか強さのインフレがないので、本当に面白いです。
フットボルネーション(サッカー先進国)とはよく言ったものです。期待が大きいマンガです。
33 ギャングスタ
コースケ:作画
ギャングスタは「黄昏種(トワイライツ)」を扱ったマンガで、トワイライツは、飛び抜けた身体能力があり、そのせいで人と差別された生活をしています。
エルガストルムでの事件の多発性など、マンガとしてよめば面白いものも、実際に似たような状況が南米で起きていることを考えると日本に生まれ育って本当に良かったと思いますね。
面白いけど、冷静に考えるとマンガの世界の中だけであってほしい内容です。
でもスタイリッシュでホント面白いです。
34 ギャラリーフェイク
細野不二彦:作画
このギャラリーフェイクの主人公、藤田玲司(ふじたれいじ)は、メトロポリタン美術館で働いたことのある一級のキュレーター。
なのに、今は贋作を扱う美術商になっています。
でも、贋作ではなく、真作なのだというオチがたくさん。僕はこのマンガで元々興味のあった美術関連の話がもっと好きになりました。
その影響でメット(メトロポリタン)美術館や、MOMAにも行きましたし、世界中の美術館に行こうと決心したくらいです。今思い出したんですけどね。世界観を広げるには最高のマンガです。
35 3月のライオン
羽海野チカ:作画
この3月のライオンはものすごいファンの多い作品ですよね。
将棋を題材にしているとはいえ、どこの過程にでも起こりえる人の心情模様を描いています。
やるせない思い。
努力をしても結果を手にできない悔しさ。
才能があっても、自分に自信をもてない辛さ。
零の心の叫びが胸をつきます。
36 バクマン
大場つぐみ:作 小畑健:画
デスノートでヒットを飛ばした強力タッグが送る漫画家模様を描くマンガです。
週間少年ジャンプの裏側を描くだけでなく、才能のある人間が才能のある人達の世界にはいると、
あとは、戦略と熱意、情熱、根性が必要になってくるのだと、教えてくれるマンガです。
自分との戦い。人気を取るために編集局との打ち合わせをこなし、プライベートで発生する問題とも折り合いをつけていかなくてはいけません。
どんな仕事も大変なんですよね。
やる気をもたらしてくれるマンガです!!
37 20世紀少年
浦沢直樹:作画
これは、ぜんぶで22巻でているのですが、終わるまで随分と時間がかかったマンガのような気がしています。浦沢直樹先生のマンガは最初面白いのですが、最後の方になるとダラけるような感じがするのは気のせいでしょうか?
途中で誰を犯人にするか迷ったんじゃないか?そう思うことが何度もありました。
基本的にマンガはぎゅっと濃く詰まったものが好きなので、人気がでたからと言って話を伸ばすのは反対なんですよね~。そうは言っても読んでしまうのですが。
38 アルキメデスの大戦
三田紀房:作画
ドラゴン桜やエンゼルバンクで有名な三田紀房先生の最新マンガです。
戦争が始まる前の新型戦艦建造計画会議で数学を得意とする櫂 直(かいただし)主計少佐が巨大戦艦建造計画を阻止するために奮闘する内容です。
地道な下調べを身体を使って行うなどアナログ的で誰もが敬遠しそうなことを黙々とこなす様がより一層の鬼気迫った人間性を浮き彫りにしています。
三田紀房先生は、考え方が少し変わっていて面白い漫画家の一人ですよね。
徹夜はしない。でも締め切りは守る。
漫画家になったのはお金のため。
漫画家の公務員化。
アイディアは考えない。
言っていることがちょっと変わっていますよね。
だから、話の題材も多岐にわたるのではないでしょうか。
面白いです。